はるかです('◇')ゞ
先日、2月28日公演の『静岡茶●航海記』の舞台の一つである静岡市葵区北番町に行ってきました。
本公演の中心人物である原崎源作(はらさき・げんさく)は、平成まで続いた『富士製茶株式会社』を興した人物です。富士製茶の前身となる富士合資会社を菊川市堀之内に(現在の菊川赤レンガ倉庫です!)、その後社名を変更して北番町に移転しました。
↓菊川市にある菊川赤レンガ倉庫

今回、彼らの移転先である北番町の富士製茶跡地に行ってきました。
北番町は現在でもさまざまな製茶会社が拠点としており、県の茶業会館もある茶町ですが、茶業が最も勢いづいていた明治時代と比較すると、当時の半分以上の土地は住宅地へと変貌しているようです。
富士製茶の跡地も当時の面影はなく、跡地の一つはマンションになっているようです。
↓富士製茶の跡地(マンション)
主宰の松尾さんが晴れたときに撮影(=゚ω゚)ノ

また、明治時代後期から戦前までの地図を確認してみると、富士製茶は敷地を徐々に拡大していったようで、北番町の中でも敷地が飛び飛びになっていたことがわかりました。
上のマンションとは場所が繋がってはいませんが、恐らく敷地の一つと考えられるところに、現在はJA静岡茶業センターのファーマーズマーケットがありました。
↓富士製茶の跡地(ファーマーズマーケット)

では、富士製茶が存在していた頃、明治時代の面影が現在は全くないのでしょうか?
だとしたら残念だな・・・と思っていたら、なんと、ありました!当時の面影!それがこちらの八雲神社です!
↓八雲神社



八雲神社は、寛永3年(1626年)から北番町のこの地に存在すると伝わる神社で、源作さんたちが移転した当時も当然存在していました。当時の地図を確認してみると、富士製茶はこの八雲神社を囲むように敷地を広げていったのがわかります。この神社が現在も存在することで、当時の富士製茶の場所がわかるという、そういった意味でも非常に貴重な神社でした。
あと、今回の公演で出てくるもう一つの茶業者・『ヘリヤ商会』。こちらは現在も茶の輸出業を行っており、北番町の隣・安西通りの通り沿いに建物がありました。
↓ヘリヤ商会および『日本茶輸出組合』の看板

現在は、大正時代にできた『日本茶輸出組合』と同じ建物になっているようですが、最も茶業が盛んだった時代はヘリヤ商会も現在とは異なる場所に広い敷地を持っていたようです。ヘリヤ商会の“跡地”は、現在は市営住宅になっているようです。
一見、全く面影がないように見えて、ふとしたところで当時の手がかりを遺す北番町。確かな歴史の繋がりを感じます。
静岡市にもゆかりのある原崎源作。静岡市在住のかたも、ぜひ源作さんの生涯を観にいらしてください。
演劇公演『静岡茶●航海記』
2021年2月28日(日)
午前の部:開場8:45/開演9:45 午後の部:開場13:00/開演14:00
会場:菊川文化会館アエル 大ホール
(静岡県菊川市本所2488-2/0537-35-1515)
指定席 一般:2000円 アエル友の会会員:1800円 学生:1000円
自由席 一般:1800円 学生:無料
※当日券は500円増となります。
チケット取扱所
菊川文化会館アエル ☎0537-37-3232
掛川市生涯学習センター ☎0537-24-7777
掛川市文化会館シオーネ ☎0537-72-1234
御前崎市民プールぷるる ☎0537-63-0195
菊川 小菊荘 ☎0537-73-2460
㈱静岡ツーリスト ☎0537-36-2225
㈱兵藤楽器店 掛川本店 ☎0537-23-0245
チケットぴあ(PコードP503-974) ☎0570-02-9999
※明治時代当時の地図については、こちらの論文を参考にさせていただいています。
→https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/68/570/68_KJ00004230758/_pdf
先日、2月28日公演の『静岡茶●航海記』の舞台の一つである静岡市葵区北番町に行ってきました。
本公演の中心人物である原崎源作(はらさき・げんさく)は、平成まで続いた『富士製茶株式会社』を興した人物です。富士製茶の前身となる富士合資会社を菊川市堀之内に(現在の菊川赤レンガ倉庫です!)、その後社名を変更して北番町に移転しました。
↓菊川市にある菊川赤レンガ倉庫

今回、彼らの移転先である北番町の富士製茶跡地に行ってきました。
北番町は現在でもさまざまな製茶会社が拠点としており、県の茶業会館もある茶町ですが、茶業が最も勢いづいていた明治時代と比較すると、当時の半分以上の土地は住宅地へと変貌しているようです。
富士製茶の跡地も当時の面影はなく、跡地の一つはマンションになっているようです。
↓富士製茶の跡地(マンション)
主宰の松尾さんが晴れたときに撮影(=゚ω゚)ノ

また、明治時代後期から戦前までの地図を確認してみると、富士製茶は敷地を徐々に拡大していったようで、北番町の中でも敷地が飛び飛びになっていたことがわかりました。
上のマンションとは場所が繋がってはいませんが、恐らく敷地の一つと考えられるところに、現在はJA静岡茶業センターのファーマーズマーケットがありました。
↓富士製茶の跡地(ファーマーズマーケット)

では、富士製茶が存在していた頃、明治時代の面影が現在は全くないのでしょうか?
だとしたら残念だな・・・と思っていたら、なんと、ありました!当時の面影!それがこちらの八雲神社です!
↓八雲神社



八雲神社は、寛永3年(1626年)から北番町のこの地に存在すると伝わる神社で、源作さんたちが移転した当時も当然存在していました。当時の地図を確認してみると、富士製茶はこの八雲神社を囲むように敷地を広げていったのがわかります。この神社が現在も存在することで、当時の富士製茶の場所がわかるという、そういった意味でも非常に貴重な神社でした。
あと、今回の公演で出てくるもう一つの茶業者・『ヘリヤ商会』。こちらは現在も茶の輸出業を行っており、北番町の隣・安西通りの通り沿いに建物がありました。
↓ヘリヤ商会および『日本茶輸出組合』の看板

現在は、大正時代にできた『日本茶輸出組合』と同じ建物になっているようですが、最も茶業が盛んだった時代はヘリヤ商会も現在とは異なる場所に広い敷地を持っていたようです。ヘリヤ商会の“跡地”は、現在は市営住宅になっているようです。
一見、全く面影がないように見えて、ふとしたところで当時の手がかりを遺す北番町。確かな歴史の繋がりを感じます。
静岡市にもゆかりのある原崎源作。静岡市在住のかたも、ぜひ源作さんの生涯を観にいらしてください。
演劇公演『静岡茶●航海記』
2021年2月28日(日)
午前の部:開場8:45/開演9:45 午後の部:開場13:00/開演14:00
会場:菊川文化会館アエル 大ホール
(静岡県菊川市本所2488-2/0537-35-1515)
指定席 一般:2000円 アエル友の会会員:1800円 学生:1000円
自由席 一般:1800円 学生:無料
※当日券は500円増となります。
チケット取扱所
菊川文化会館アエル ☎0537-37-3232
掛川市生涯学習センター ☎0537-24-7777
掛川市文化会館シオーネ ☎0537-72-1234
御前崎市民プールぷるる ☎0537-63-0195
菊川 小菊荘 ☎0537-73-2460
㈱静岡ツーリスト ☎0537-36-2225
㈱兵藤楽器店 掛川本店 ☎0537-23-0245
チケットぴあ(PコードP503-974) ☎0570-02-9999
※明治時代当時の地図については、こちらの論文を参考にさせていただいています。
→https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/68/570/68_KJ00004230758/_pdf
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